結婚詐欺も他の多くの詐欺と同様に、被害者が詐欺に遭ったと認識していないケースが多いようです。
そもそも結婚詐欺の定義はあいまいで、一般には「結婚の意志がないにも関わらず、結婚することを条件に金品などを奪い取ること」とされています。つまり「最初から(あるいは途中から)騙し取るつもりだった」という場合が詐欺になるということです。

結婚詐欺の手口はさまざまですが、「結婚するために経済的問題があり、自分の力ではどうすることも出来ない」という主張を表明することで、相手に「ではその問題を私(被害者)が取り除くことが出来たなら、晴れて結婚することが可能になる」と思わせるという原理は同じです。

具体例を挙げるなら「親や兄弟の借金」や「経営(勤務)している会社でのミスによる損失」の補填といったものが多く、直接本人に責任が無いか、あっても同情の余地が大いにある内容というのが特徴で、その手口や実例はテレビやネットでいろいろと紹介されています。

そんなメディアの紹介の中でよく言われるのが、被害者の特徴としては「自分だけは大丈夫と考えている」「プライドが高い」「情報収集が好きで知識が豊富である反面、想定外の状況に弱い」「本能的に危険を察知していても、それを信じることができない」といったことが言われます。男女でみると女性の被害者が圧倒的に多いのは、結婚への訴求心の違いが反映されているとも言えるでしょう。

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加害者(詐欺師)の特徴はというと、外見的な傾向はなく、俗に言う二枚目もブサイクも標準的な容姿の人もいます。たいていの場合、将来的には経済的に恵まれる可能性を秘めているパターンが多く、結婚という条件が「将来の生活の安定」を意味している場合が良く見られます。

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しかし、加害者や被害者のタイプをいくら知ったところで、この人は(自分は)大丈夫と思い込むからこそ詐欺被害に遭うのですから、下手な先入観はかえって危険だと認識すべきでしょう。

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ここで大事なことは、被害者は加害者と結婚したいと強く考えている点です。相手が自分の求める結婚相手だと「誤解」してしまうのは、その理想が「詐欺師にでも作り出せてしまう程度のものである」ということです。
これが仮に結婚詐欺のことではなくとも、あなたが知りたいのは相手の真実の姿でしょう。相手が自分の理想に合致しているか否か、冷静に見極める目が重要になるのは、何も詐欺被害に遭わないためだけのことではないはずです。